2012年12月14日金曜日

ピアノソロ曲の数が少ない理由?

「ピアノソロ曲ってありませんか?」という質問をたまにもらうときがあります。商用ではない曲だと、他のジャンル、たとえばオーケストラ曲や合唱曲 に比べると数は圧倒的に少ないですが、2曲ほど、「Sleeping Beauty in My Arms」という曲と「Fairy Ring」という曲があります。両方とも大学2年くらいのときに書いたもので、前者は「サティーのジムノぺディ風」、後者は「ラベルのクープランの墓・プ レリュード風」の曲です。「Sleeping Beauty」は割合と簡単な曲なので、今でもたまに演奏してくれる人がいます。


「Fairy Ring」は、難しめの曲ですが、ピティナという日本の団体の作曲コンクールに出したら譜面審査は通って試演審査まで行きました。ですが、賞は残念ながらもらえませんでした。
さて、私はアメリカにいて日本の試演会には行けなかっのですが、母が行ってくれて、後で演奏を録画したビデオを送ってくれました。


生演奏ではないですが、初めて曲が形になるのを聴く瞬間はとても緊張するものです。 ドキドキしながら、再生ボタンを押した後、流れる演奏を聞いて・・・・・・唖然としました。


「え!?え?なっ、なんでこのピアニスト、指定のテンポの倍くらいのスピードで弾いているの!?!?」


何がなんだか訳が分からず、すぐ母に電話したのを覚えています。


母「なんか、すぐに演奏終わっちゃったよ」
私「(あんなスピードで弾けばそりゃそうだー!)」


そういえば、それ以来、ピアノソロ曲を書いていません(笑)。